■テーブル
お寺の庫裏の執務用のテーブルです。
そこには杉の丸柱が力強く畳の継目から生えていました。
テーブルを横付けしても良いとのことでしたが、柱との一体化をはかり、部屋に違和感無く配置するべく、柱が天板を突き抜けたような、関係性のあるデザインにしました。
天板は大判の杉の接ぎ板を採用。
脚部も柱から逃げるかのようにくの字に曲がっています。
さらに柱の力強さに同調しているかのように、スチールの脚が宙に浮いたサクラの角材によって支えられています。
なお、畳を傷つけないようにタモの角材をスチールの脚底に挟み込みました。